森博嗣の言葉~真実はパラドックス?~

 

 

 

『すべてがFになる』で有名なベストセラー作家の森博嗣さん。

 

 

そんな彼が、2004年にだした『的を射る言葉』

 

 

ひねくれているとも才能あふれているとも捉えられるクセの強い短い言葉を集めた、不思議な一冊。

森博嗣を知らないひとでも楽しめる内容になっております。

 

 

そんな『的を射る言葉』から、少しだけ印象的な言葉をご紹介。

勝手ながらコメントも添えて。

 

 

あなたは、その言葉にどんな感情を抱きますか?

 

 

思考を凝らしながら読んでみてください。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

・贈り物

 

天は二物を与えず、はその通り。三物以上与えるのが普通。

 

おもしろい。僕らの思い込みだったのでしょうか。

周りを見渡せば、天は僕らにたくさん与えてくれているのかも。

 

 

 

・愛

 

「君のためを思って言っているんだ」

「私のためを思わないで言ってみてくれる?」

 

ユニークだなあ。結局だれのための言葉なのか。

 

 

 

・孤独

「なんかそういうのって寂しくない?」

「えっと、もしかして寂しいのが嫌いなわけ?」

 

本当に言っちゃうと、会話が途切れそうですね。

痛快です。

 

 

 

・情報

 

メディアが目立つのは、

そのメディアの技術的完成度が

まだ低い証拠である。

 

本当に認められているものは、目立たない。

なぜなら、すでに大衆の日常に溶け込んでいるから。

 

 

 

・価値

 

テレビがつまらない理由は、

観るのが無料だからです。

 

共感すると同時に、現状に危機感を抱く言葉。

学習や情報が無料化されている現代社会。

自分がつまらなくならないように気をつけないと。

 

 

 

・人間

 

「もっと自由な発想を」と言いたがる人間ほど

頭が固い。(発想は元来自由である)

 

その通りだと思います。

 

 

 

 

・法則

 

前進するために最初に必要な行為とは、

前を向くことである。

 

いい言葉。粋だねえ。

 

 

 

・自由

 

自由を勝ち取るためには戦わなくてはいけない、

というのは非常に不自由なことである。

 

このジレンマ、たまりません。

 

 

 

・勉強

 

「才能」があってもトップに立てない人はいるが、

「勤勉」なのにどん底の人はいない。

 

これはかっこいい。

ロックだ。

 

 

 

・無意識

 

人は確かめながら怒る。

確かめながら悲しむ。

しかし、笑うときは確かめない。

 

考えてみたらそうだなあ。

笑うって、本当はものすごいやつなんじゃないか。

 

 

 

・正論

 

「個性豊か」とは、個性の量が豊かなのではなく、

同類が少ないという意味である。

 

言葉って不思議だ。

創った人と会話してみたいよ。(言葉の創始者って言葉数少なそう)

 

 

 

・少年

 

暗くなるまで独りで遊んでいた。

また明日も同じ遊びをしよう、と思った。

 

いつからだろう。

繰り返すことがつまらなく感じたのは。

でも思い返せば、繰り返すことを楽しんでいたときが、

一番成長していたのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

さすが、森博嗣さん。

とびっきりの変態ですね。

 

 

ユニークさとセンチメンタルさのハーモニーを感じます。

 

普段会話にならないようなことを書いている本って、

読んでいて気持ちがいいものですね。

 

ちょっと禅問答じみているのも好きです(笑)

ストレートな言葉は美しいけど、短く誰にも似つかない言葉はもっと美しい。

ウィットに富んでいて、言葉の保養になります。

 

 

 

気になったかたは、ぜひ一読くださいませ。